1年間の映像翻訳の学習にひと区切り

2022年から映像翻訳を専門にした某学校で学習を開始してから約1年。ようやくひとつの学習に幕を閉じました。

振り返ってみると、とにかく毎日カウチで寝るほど忙しい日々の1年間でした。

2021年に通信講座で添削形式の映像翻訳講座をとっていたのですが、同志が欲しかったのと、より講義形式で受けて学びたかったことからオンライン受講を決意。

中・上級に該当する講座に編入だったこともあり、最初は毎週の課題の量や講義の流れに慣れず戸惑いもありました。

それに、海外から日本国内の講座を受講していたので、時差の確認やメールでのやりとりは早めにするなど(お互い確認が半日後になるため)、余分に意識することは多かったと思います。

授業は講師とサポートの方々のおかげもあり、本当に楽しかったです。知らないことを学ぶのは、こんなに楽しいんだと改めて思えるほどでした。

ただ、私の場合はワクワクしながらも、気持ちが前のめりになりすぎて、しばらくは毎回緊張で気持ちがいっぱいいっぱいになっていました。

講義では先生方の訳例はもちろん、他の受講生の訳も受け取れるので、みなさんの言葉選びや日本語の表現からの学びはとても深いものでした。

半年以上も受講していくと、英語と日本語の違いや自分の訳の癖が見えてきます。「自然な日本語に訳す」というのがどういうことか、だんだんと分かってきました。

とはいえ、上手く言葉で表現することはそう簡単にはいきません。

そんな自分の中で英文を咀嚼し、限られた文字数で的確に伝えるというパズルのような工程に、次第に夢中になっていきました。

講義の事前課題についてですが、これは本当に大変でした。

当時は次男を自宅保育しながらだったので、基本的に取れる時間は子供たちの昼寝と就寝後の時間のみ。

次男が小さいうちは朝寝もありましたが、次第に昼寝だけになり、時間も1時間ほどに短くなり。週末はというと、今度は長男もいるので、むしろ私の体力はより消耗されます。

そんなこともあり、夜は頭もまわらず作業効率は悪かったです。昼間にまとまった時間が取れないことには本当に悩まされました。

そんな中、1年間の授業を乗り切れたのは、一緒に講義を受ける受講生の存在が大きかったと思います。

仕事をしている方や、海外在住、育児中など、みなさんそれぞれの生活がありながらも本気で取り組む姿にはとても感化されました。

オンライン受講ということで、深く話込むチャンスを作れなかった方もいましたが、きっとこの業界で仕事をしていればまた再会できると思っています。

同じように、先生方やサポートの方々ともまた繋がれる機会があるかもしれないと思うと、一層気が引き締まるばかりです。

今後も日本語力を磨き、映像字幕を学び続けるので終わりはありません。

でも、ひとまずは、精一杯頑張った1年間だったなと自分を褒めたいと思います。